考を原点として他を益す | 極真会館 坂本派 栃木中央支部 真岡道場 益子道場 上三川教室 清原台教室 【極真空手】
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栃木南支部

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責任者 古口文男

考を原点として他を益す

2017.01.03

真岡道場 坂本貴司

2015年12月25日に、電通社員・「高橋まつり」さんが過労自殺しました。
電通という会社は日本最大規模の広告代理店です。
テレビ・新聞・ラジオ・インターネットなどで僕らが見聞きしているほとんどの広告・CMは電通が関わっています。

当然仕事量が多いために必然的に長時間労働となっていきます。
東京ですと終電が12時ぐらいのために、ほとんどの人が徹夜か、床(ゆか)で寝るような感じだったと思います。
風呂にも入っていないと思います。
3日間徹夜とかはよくあることです。

「女性」も同じです。

そして朝に出勤してくる上司に「高橋まつり」さんは、「頭がボサボサだぞ」とか、「女子力が低い」といった暴言をあびていたそうです。
僕の想像では、風呂にも入っていないため「体臭」のことや、化粧のことなども言われていたと思います。

完全なる「パワハラ」であり「人格蹂躙」です。
「人権侵害」と言ってもおかしくない。
完全なる犯罪です。

女性にとってどれだけの「恥辱」を味わったかなどということは、容易に想像できます。

しかしそれが日本社会です。

日本企業のほとんどがこのような感じです。
「労働基準法」無視が常態化しています。

なぜこの様なことが日本社会では許されるのか?
原因はいくつかあります。

・終戦後、「東洋の奇跡」と呼ばれる高度経済成長を成し遂げた。
・GDP(国内総生産)世界第2位まで上りつめた。(現在はGDP世界第3位)
・バブル崩壊後、日本企業が「保守的」になった。
・グローバリズム&ネオリベラリズム(新自由主義)の世界席巻により、国内需要が減少し、内需が縮小してしまった。
・内需が縮小したため、デフレスパイラルに陥(おちい)った。

企業は古い慣習を現在も踏襲(とうしゅう)しつつ、不安定化した世界経済の中で生き残りをかけて、なんでもありの労働環境を生み出したというのが大きな原因でしょう。

現在の企業活動は「理性」を失っています。
とても危険です。

「過労死」「過労自殺」「過労うつ」によって、多くの人々の人生を狂わせています。

「高橋まつり」さんの記事を読むたびに、心に痛みが走ります。

僕も「高橋まつり」さんと同じような労働環境で働いていたからです。

僕も深夜の残業中に何度も「やばい」と思いました。
しかし僕の場合はラッキーなことに、体の方が先に壊れてくれました。
「十二指腸潰瘍」「肝機能低下」「急性膵炎」で・・・。

「復活」するまでに少々時間はかかりましたが、今は全開バリバリでフォトジャーナリストとして「実存」をかけた勝負をしています。

そんな僕が「復活」できた大きな原動力は、極真空手での【成功体験】です。

練習中に尊敬するM師範に何度もほめられ、見本として後輩たちの指導を指示されたことです。
嬉しかったです。
全日本チャンピオンになったM師範にほめられたということは、僕に大変な【勇気】を与えてくれました。

そしていまでもフォトジャーナリストを続けられているのは、同じアパートに住んでいたI先輩に、

「坂本の写真おもしろいよ!」

と言われた、何気ない一言です。

僕はこれらの【成功体験】を、心の支えとして一生大切にしていくでしょう。

僕は極真空手によって人生を救われた人間です。

もし「社会の歪(ひずみ)」におちいり、1人で苦しんでいる方がいたら、「極真会館 真岡道場」へ「おしゃべり」に来て下さい。

「一緒に空手をやって汗を流しましょう」などという、ベタなことは言いません。

とことん、お話しましょう。
いや、おしゃべりしましょう。

お茶を飲みに来て下さい。
道場の「書庫」には格闘技関係のマンガの本があるので、気楽に読みに来て下さい。
恋愛相談だって聞きますよ。
遠慮なんてしないで下さい。

個人的な考えですが、
僕たち「武道家」は、【神仏】から「命(めい)」を受けた【使者】だと思っています。

なぜ僕がそのような解釈をするかというと、極真会館創始者の「大山倍達先生」が生前よく口にした言葉に、

「・・・考を原点として他を益す」

と、門弟たちによく言い聞かせたからです。

現代語に直訳すると

「親を思うような気持ちで、世のためになるような生き方をしなさい」

という意味です。

我々武道家はすべからく【神仏】を【尊(とうと)び】ます。
そして「業(ごう)」として、殺生による十字架を一生背負う苦しみと闘う運命を持っています。
そんな我々を、許(ゆる)し、慰(なぐさ)め、生かしてくれるのは、【神仏】なのです。

「おしゃべり」に来て下さい!
人生いろいろあっていいのです。
恥ずべきことはありません。
人と違ってもいいのです。

「常識」なんて気にしないで下さい。
こんなものは『社会における気まぐれ』でしかありません。
「普遍的真理」なんかと勘違いしないで下さいよ。

世の中における・人生における【正解】を知っている人など、この世に存在しません。
知っていたら人間ではありません。
それらは【神】の領域だからです。

長い人生、疲れたら「極真会館 真岡道場」で、一休(ひとやす)みしていって下さい。
お待ちしております!

押忍!

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0285-77-5819

090-9846-0415

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